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前回の記事では肌が不調を起こしやすい理由といくつかのメジャーなスキンケア成分をご紹介しました。
今回は、スキンケアの効果を最大限に引き出す正しいスキンケアステップと、私自身が使って効果を実感している、基本ステップにプラスするスペシャルケアをご紹介します。ぜひお手入れの参考にしてください。
と、その前にまずは基本のスキンケアの確認から。正しいスキンケアがよくわからない、という方はまずご覧ください。
美肌づくりには、基本のスキンケアステップの確認を
どんなに成分の良いスキンケアを使っていても、肌にきちんと成分が届いていなければ効果は十分に感じられません。まずはしっかりと基本のスキンケアステップを行いましょう。
大前提、美肌づくりに摩擦はNG
肌に摩擦を与えると炎症につながります。
肌の炎症とは、乾燥やシミ、たるみなどさまざまな肌トラブルの原因。そのため、それぞれのスキンケアステップでは肌を強くこすることなく優しくなじませるように心がけましょう。
毛穴に溜まったポツポツざらざらを「角栓(かくせん)」と呼びますが、ペースト状のパックを顔に塗って角栓を剥がすパックの使用や、爪で押し出したりするのはもってのほかです。刺激が強くて肌に傷をつけてしまうので絶対やめましょう。
それから洗顔後のタオルドライも、ゴシゴシ拭くと肌に刺激を与えてしまい、乾燥肌やシワの原因になるので、タオルを優しく肌に押さえるようにして水滴を拭き取るようにして下さい。
基本のスキンケアアイテムの役割
それでは、洗顔から保湿クリームまで、まずは基本のスキンケアステップを紹介します。
クレンジング
クレンジングの役割は、メイクや毛穴の皮脂汚れを落とすこと。メイクアイテムは油分を含むものが多く、洗顔料では落ちません。
また、メイクをした日の夜だけでなく、睡眠中に出た皮脂が毛穴に残ったままだと、古い角質と混ざって角栓になります。皮脂をきちんとオフして毛穴汚れを防止するために、朝クレンジングもおすすめです。
洗顔
洗顔料は、汗やクレンジング剤を洗い流します。また、通常のターンオーバー(皮膚細胞の自然な生まれ変わりから剥離)で落ちる余分な角質も落としてくれます。
泡がもっちりとするタイプの洗顔料が人気ですが、やさしい泡で洗い上げる洗顔料もおすすめ。気をつけなければいけないのは”落としすぎ”。洗顔後に肌のツッパリを感じる洗顔料はおすすめめできません。
化粧水
洗顔後に水分を取ったら、すぐに化粧水で保水しましょう。肌をうるおすことで肌を柔らかくして、後に続くスキンケアの成分が肌になじみやすくなります。
美容液
肌悩みごとに効果にフォーカスして作られたものが美容液です。保湿、ハリ、ざらつき、シミなど、解決したい肌悩みに合うアイテムを選びましょう。
乳液・クリーム
水分と油分のバランスが整った肌は、モイスチャーバリアが保たれています。乳液やクリームはうるおいをしっかり肌に届け、特にクリームはその前に使ったスキンケアが蒸発しないように蓋をする役割もあります。
最近は保湿だけでなく、リフトアップやSPFなどのプラスの効果のある製品も増えています。
また、夏は軽めのクリーム、冬は濃密なクリーム、といったように、季節による使い分けも心地よいスキンケアを続けるのに重要です。
一歩先の効果を感じたい人は、積極的にスペシャルケアを
さてここからはスペシャルケアのご紹介です。
基本のスキンケアは必須ステップですが、より美肌を目指す方はスペシャルケアを取り入れましょう。
肌はどうしても年齢でうるおいやハリを失っていくので、30歳を過ぎたらスペシャルケアをルーティンに加えたいですね。
シートマスク
おすすめシートマスク①「ルルルン」
ルルルンプレシャス WHITE(クリア)
32枚 1,870円(税込)
おすすめシートマスク②「VTコスメティクス」
美容液タイプならこれがおすすめ。プラスチックのケースの中にはマスクを取り出すときに使うピンセット(というか小さなトングというか)が内蔵されていて清潔にマスクを取り出せます。
美容液がひたひたで、シートを全て使い終わったあとにも残るので、コットンを入れて使えます(笑)。
今開催中のAmazonブラックフライデーでは12月6日まで25%オフですよー。
アイクリーム
エイジングケアが気になり出したら、まず追加したいのがアイクリーム。
目元の皮膚は他のパーツに比べてとても薄くて繊細なので、水分を保持する力も弱いのが特徴です。さらに、瞬きをしたり、笑ったり、こすったりと、よく動くためにシワになりやすいのです。
だから、アイクリームはできるだけ早く使い始めたいスペシャルケアです。
おすすめアイクリーム① レチノパワー リンクルクリーム(エリクシール シュペリエル)
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もう何年使い続けているか分からないエリクシールのクリーム。レチノール類で、日本で唯一シワを改善する純粋レチノール*を配合しています。
この製品は、インテージ SRI+ 基礎化粧品(スキンケア) シワ改善市場メインシリーズランキング(2017年5月~2024年4月 推計販売金額)で、シワ改善薬用化粧品市場で7年間連続売上No.1。
資生堂はとても研究開発力がある会社です。その資生堂が、約30年もの研究ののちに2017年に開発したのが純粋レチノール。日本で初めてシワを改善する新効能の認可を受けました。レチノール類で「シワ改善」を謳える有効成分は、日本で唯一「資生堂の純粋レチノール」のみです。
*有効成分レチノール
今でこそよく知られるようになったレチノールですが、この資生堂の純粋レチノールが開発された当時はまだまだ成分名として市民権を得ていなかった時代。POLAの初代リンクルショットの発売の少しだけ後だったと記憶しています。
Amazonでは2gx2個のサンプルが付いてお値段が変わらないAmazon限定セットがあります。
おすすめアイクリーム② セメンリト シアノ ピンクスピキュール セラム(Dr.Melaxin)
私がちょくちょく参考にしているインフルエンサーの方が紹介していた韓国コスメです。
もともとの骨格と年齢によって、目の周りはたるんだりくぼんだりしてきます。これは皮膚内のコラーゲンやエラスチンが減ってくることだけでなく、骨が痩せてくることも原因のひとつ。
他には、パソコンやスマホの使い過ぎや年齢によって目の周りの筋肉である眼輪筋が衰えることも影響します。
目元のくぼみ対策は、コラーゲンとエラスチンだけでなくそれを支えるカルシウムも必要。そのカルシウムの吸収をサポートして弾力の低下を防ぐというのが、この製品です。
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毛穴より小さいスピキュール(針)が入っていて少しチクチクしますが、成分を肌の奥に届けてハリを与えます。
印象的なピンク色をしていますが、これは配合成分の「シアノコバラミン(ビタミンB12)」の色なので、着色料でつけているわけではありません。
このシアノコバラミンには、保湿効果、代謝促進、抗炎症作用があると言われていて、肌の水分保持を助けて乾燥を防ぎ、肌のキメを整えます。
オイル
肌は油分と水分のバランスが取れたうるおった状態で、外からの刺激にも耐えられる肌バリアが整います。
肌バランスが整っている肌は、水分と油分のバランスがちょうど良い状態。水分が足りないと肌は皮脂を過剰に分泌してべたつきやテカリが生じ、油分が足りないと水分が蒸発しやすくなってカサカサしたりピリピリします。だから、オイリー肌の方もスキンケアで油分を与えてあげるのは重要です。
また、うるおすことによってスキンケア成分の角層への浸透を促してくれます。
オイルと聞くとベタベタと重たいテクスチャーを想像する方もいると思いますが、私もベタベタは苦手なのでさらりとしたタイプしか使っていません。
おすすめオイル アドバンスト ウォータリー オイル(ゲラン)
写真を撮るのを忘れて1/3ほど使ってしまいました(汗)
私は今のところこのさらっとしたオイルがすごく気に入っています。さらっとしているので一年中使っても心地良いし、やわらかな香りや配合されている粒やパッケージにも満足感満載。肌がふっくらして毛穴が目立ちにくくなります。
軽く振ると舞う粒状のマイクロカプセルと一緒にスポイトで取ります。一度に使うのが3-4滴なので、なかなか減らず、コスパも◎です。多分私は3ヶ月くらい使っているかと。次回は大きいサイズを購入予定です。
まとめ
季節の変わり目の肌トラブルは、適切なスキンケアステップで対策できます。また、調子が良くないと感じたり、エイジングが気になり始めたら、積極的にスペシャルケアを取り入れていきましょう。
スキンケアは継続が大切。今の肌だけでなく未来の肌のためにも、毎日のルーティンをコツコツ行うことで圧倒的な差が出てきますよ。
皆さんも、この秋冬は自分に合ったスキンケアで、輝く素肌を手に入れてください。
ではまた。