職人さんの手によって生まれたものがすごく好きです。
丁寧に作られたハイブランドの製品っていいですよね。
そのクオリティの高さはもちろんのこと、背景にあるストーリーやコンセプト、フィロソフィーも興味深く大好きです。
とはいえ、しっかりしたものは重かったり固かったり。
それにブランドバッグを持ち慣れていない私にとっては雑に扱うのに気が引けたりで、あまり実用的ではないなぁ、とも感じたり。
そもそもそんなにたくさん買えないですしね。
そんな私のようなタイプの人に、日常使いで強くおすすめしたいブランド「ロンシャン」について今日はお話したいと思います。
冒頭にブランドについてもしっかり書いているので、製品の情報が早く知りたい方は「2.ロンシャンの製品について」から読んでみてくださいね。
ロンシャンとは?
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私とロンシャンの出会い
ロンシャンはフランスのブランドです。
フランス文化を専攻していたのでフランス贔屓の友達がいて、ロンシャンのバッグをいつも持っていたのでブランドの名前は知っていました。
ただ、当時エッジーなストリートブランドが好きだった二十歳前の私にとって、ブラウンのレザーハンドルにナイロン製のカーキのそのバッグは少し古臭く、自分が持つブランドというイメージを抱くことはなかったんですよね。
そんな私が、2020年になってようやくロンシャンを深く知る機会があり、イメージが180度変わりました。
ブランドの誕生
画像は公式サイトからお借りしています。
1948年、創業者であるジャン・キャスグランが父親のタバコ屋を継いだことからストーリーが始まります。
当時はタバコがもてはやされていた時代。第二次大戦後に連合軍にタバコや雑貨を販売していました。
そして彼はクオリティの高いレザー製のパイプを開発し、人気を博します。
我慢を強いられていた大戦を終え、人々の消費欲とも相まってブランドの人気はどんどん高まります。
そしてジャンは彼らの独自製品に「ロンシャン」というブランド名を付け、今のロンシャンとなりました。
ブランド名とロゴの由来
画像は公式サイトからお借りしています。
「ロンシャン」というブランド名は、パリ郊外にあるロンシャン競馬場に由来しています。
ちょっとフランス語のお話なのですが、「キャスグラン」という名字は、”キャス”と”グラン”に分解できます。
Casse 壊す + Grain 実、種
「キャスグラン」というワンワードになると、その意味は「粉引き」「粉を引くもの」になります。
ヨーロッパでは古くから風力を使って小麦や蕎麦の粉を引いていたのですが、ロンシャン競馬場には、パリに残る最後の風車小屋がありました。
ジャンはこの風車に自分の名前を見出し、そして彼らが作っていた馬具と紐付け、ブランド名を「ロンシャン」と名付けました。
そして誕生したブランドのロゴは、颯爽と駆け抜ける騎手になりました。
ブランドの歴史と今
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レザー製のパイプで成功した彼らは様々なレザー製品の製造を行うようになっていきました。
1971年に女性用のバッグの製造へと事業を拡大し、その後、軽くて強いナイロン素材によるバッグの製造を開始します。
そして、1993年にはジャンの息子であるフィリップによって、折り畳んで小さくできるアイコニックなトートバッグ「ル プリアージュ」が生み出されます。
上のInstagram1枚目の写真に写っているのがフィリップ、2枚目が彼のデッサンです。
その後、ブランドは多くのセレブリティやインフルエンサーをアンバサダーとして起用したり、様々なデザイナーとタイアップを行ったりと、業界での存在を大きくしていきました。
2019年には佐藤オオキさんのnendoともコラボしていましたよ。
また、ロンシャンはバッグだけ作っているブランドではなく、ファッションブランドとしてコレクションも発表しています。
色の使い方や柄物のパターンが普段使いにちょうどよく、おしゃれに見せられものが多くて結構好きです。
このワンピースとか、可愛いです♡
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日本では銀座と表参道に路面店があり、その他にも百貨店やアウトレット、オンラインストアで販売を行っています。
店舗検索はこちらからできます。
余談ですが、ル プリアージュの生みの親であり創業者ジャンの息子であるフィリップは、2020年11月に新型コロナウィルスによって亡くなりました。
ブランドにとってとても大きな存在の方だったと思います。お悔やみ申し上げます。
ロンシャンの製品について
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一番人気の「ル プリアージュ」の2大シリーズ
さて、ロンシャンで人気なのは折り畳みできるナイロン製の「ル プリアージュ」です。
このバッグは本当に優れもの!
「ル プリアージュ」のベーシックなシリーズは、大きく分けて2種類のデザインがあります。
どちらもシンプルなのでファッションのコーデにも合わせやすく、とっても便利。
ベーシックカラーを選べはコーディネートがきれいにまとまり、ピンクやイエローなどの有彩色を選べは、ワンポイントになっておしゃれ度がぐんとUPしますよ。
ハンドル部分の色がベーシックな「ル プリアージュ オリジナル」
オリジナルはハンドルの部分が茶色の型押しレザーになっています。
カラーはベーシックな無彩色がほとんどで、他には赤やビルベリーという紫がかったネイビーのような色があります。
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全体の色がワンカラーで、刺繍でロゴが入っている「ル プリアージュ クラブ」
「ル プリアージュ クラブ」はハンドルの部分もボディと同じ色で作られ、ロゴの刺繍とマチの処理の色でツートーンにしたデザインです。
ベーシックな色から明るい有彩色や、限定カラーなど、色のバリエーションが豊富です。
全体の色とポイント使いされている色の組み合わせが独特で絶妙。
ガンメタルという濃いグレーにイエローだったり、ネイビーに赤を組み合わせたりと、バッグはファションのコーディネートにも影響するのでなかなか他のブランドが挑戦しないのですが、そんなパキッとした組み合わせも採用しています。
そんな色の組み合わせでも、すごく使いにくい色でもないしポイント使いのレベルなので、おしゃれに見えてしまうという。
本当に独特な感覚だと思います。(←褒めている)
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「ル プリアージュ」の推しポイントと、もうちょっと!というところ
では、ル プリアージュが優れている理由を詳しく書いていきますね。
とっても軽い
ハンドル周り以外がナイロン製なので、とっても軽いです。
つい荷物が増えてしまう人も、バッグ自体が軽いので荷物が重くならず嬉しいポイント。
仕事でPCや書類、化粧ポーチなどを持ち運んでも、この軽さはとてもありがたいです。
丈夫で防水処理までされていてタフ
全体がしっかりしたナイロン生地の二重張り。内部に張ってあるナイロンは防水なので、雨の日に外側がちょっと濡れても中の書類に影響することがありません。
ハンドルは持ちやすいように適度な細さに折られているし、マチの処理もきれいに施されています。
ファスナーで口を止められるようになっているので防犯にもなります。
そしてファスナーの両橋にもレザーで保護がされているので、ファスナーの端のダメージによって壊れてしまうことも考えにくいです。
カラー展開が豊富
使いやすい定番カラーはもれなく用意しています。
さらに、もともとのカラー展開が豊富なうえに、クラブは限定カラーを定期的に発売しているので、必ず1色は欲しい色が見つかります。
サイズと持ち手の長さのバリエーションが豊富
様々なサイズで展開しているので、シーン別に想像して選べます。持ち手の長さも、肩にかけられるものと短めのものがあるというところもポイントが高いです。
仕事で使いたい人はA4サイズが入るものが便利ですし、肩からかけたいかそうでないかでも選べます。
仕事はベーシックな色でたっぷり入るサイズが使いやすいな、とか、プライベートは色で遊べるのとちょっと小さめのサイズががいいな、とか。
トート型だけでなくリュックもあるので、自転車に乗る方や、手をあけておきたいママにも便利ですよ。
お手入れが簡単
レザーだと雨の日に使うのを躊躇してしまいますよね。でもこれはナイロンで防水までしてあるので365日使えます(笑)。
そしてナイロン製なので、少し汚れても濡れた布巾で軽く擦れば取れちゃいます。
コスパがとても良い
価格帯も良心的で、普段使うサイズなら1万円代で買えます。
こんなに便利だと、日常使いしますよね。すごいコスパです。
旅行用には大きいサイズもあります。
旅行に小さいサイズをサブバッグとして持って行っても重くないし、使わない時は畳めるので場所も取りません。
最後に、強いて言えばもうちょっと!というところ
良いところだらけで、正直ほとんどネガティブなポイントはありませんが、強いて言うなら
- ナイロン製というカジュアルさから、気合を入れて戦いに行くおしゃれな場所には向かない
- カラバリが多く、価格的に買えてしまうので、ついたくさん買ってしまいそうになる
ということくらいでしょうか・・・。
つまり、圧倒的に実用性が高いうえにコーディネートもしやすく、おしゃれが楽しめる、そして価格的にも無理がない、とってもよく考えられた製品だと思います!
「マイ プリアージュ」で自分だけのカスタマイズハッグが作れる
画像は公式サイトからお借りしています。そして、「ロンシャンってみんな持ってるから、人と同じものは嫌だなぁ・・・」という人には、いろんな組み合わせをカスタマイズできる「マイ プリアージュ」というサービスがあります。
先ほど紹介したナイロンの製品ではなくキャンバス素材の製品にはなるのですが、色を変えるとかイニシャルが入れられる、というよくあるカスタマイズではなく、いろんなところを細かくカスタマイズできるサービスです。
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納品までに約3ヶ月かかるのですが、好きな色で3文字までを大きくプリントしたり、全体とハンドルの組み合わせを選べるだけでなく、ハンドルのロゴの入れ方や金具の色まで細かく指定できるので、全く同じ物を持っている人はきっと世界に一人もいないのではないかと思います。
シミュレーションは誰でも無料でできるので、一度サイトでお試しするのも楽しいですよ。
(※ただ、サービス自体はすごく良いのですが、サイトの使いやすさはもう一歩です。)
その他の素晴らしい製品たち
もともとレザー製品を作っていたロンシャンなので、革製品の加工技術は信頼できます。
ロンシャンはル プリアージュのイメージが強く、たくさん革製品があることを想定していなかったので、店舗に行った時は驚きました。
その一つ一つのクオリティが高く、価格はハイブランドに比べるととっても手頃。
その場ですぐ買いそうになったくらいでした(汗)。
ブランド一押しの「ロゾ」シリーズ
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クオリティの高いレザーのバッグです。
価格は6万円前半からなので、ブランドとクオリティを考えるととてもお手頃価格だと言えますね。
ロンシャンを代表するアイコニックな「ロゾ」は、シンプルでエレガントなデザインを際立たせたバッグに生まれ変わりました。控えめながらも印象的な“バンブー”のトグルや端正なレザーが描き出すラインが秋冬シーズンのルックにモダンでユニークなアクセントを添えます。関連リンク:ロンシャン公式:ロゾシンプルで機能的なリュック「ル プリアージュ ネオ バックパック」
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次はリュックです。
”いかにも”なロンシャンらしさがなく、シンプルなデザインが高感度◎
少し小さめサイズなので、私はもう少し大きいのがあると買いだなと思います。
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レザーが柔らかい!軽い!「ル プリアージュ キュイール」シリーズ
このシリーズれは本当に柔らかくて軽くて、そして特にくすみカラーが個人的にはヒットです。
ペールピンクやスカイブルー、カーキ、ハニーあたりがとても上品で良いですね。
レザーなのでこんなふうに素敵な質感と色に変化していくのも楽しめます。
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まとめ
コレクションに参加しているブランドであるロンシャン。
今日はそのブランドの歴史と、クオリティが高く、使い勝手が良く、コスパもいいというロンシャンのバッグ「ル プリアージュ」のシリーズと、その他のおすすめ製品をご紹介しました。
是非手に取ってみてください。一度使ったら、買い足してしまうと思いますよ。
ではまた。
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