【初心者向け解説】肌の調子が悪くなる理由と人気のスキンケア成分

秋のスキンケア スキンケア

photo by Poko Skincare on Unsplash

肌は季節や食生活、睡眠、ストレスなどのさまざまなものに影響を受けます。

秋冬という季節の肌悩みと言えば、まず乾燥。他には急にニキビや吹き出物ができたり、赤くヒリヒリしたりという肌荒れ。または、肌のざらつきやごわつき、くすみを感じたり、メイクのノリが良くないと感じる方もいるのではないでしょうか。

春や秋など、季節の変わり目に肌は不安定になり不調を起こしやすくなります。

今日は肌が不調を起こしやすい理由と、注目されているスキンケア成分をご紹介します。

最後には、私自身が使って効果を実感している、基本ステップにプラスすると良いおすすめスペシャルケアをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

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なぜ季節の変わり目に肌が不安定になるの?

秋から冬にかけて、私たちの肌は大きなストレスにさらされます。なぜ肌が不安定になるか、主な理由を3つご紹介します。

空気の乾燥

寒くなると、空気中の水分量が減ります。つまり空気の乾燥ですね。だから、外気に肌表面の水分が奪われやすくなります。

しかも室内は暖房で空気が乾燥するので、外にいても室内にいても肌は乾きやすい環境に置かれます。

室内は加湿器で対策をするのも良いですね。でも、加湿器はメンテナンスには注意が必要です。常に清潔にしておかないと、カビなどの菌を部屋中にまき散らす原因になり逆効果に。肌だけでなく鼻や喉の不調にもつながります。

血行不良

寒くなると血管が収縮して血行不良を招きます。また、日によって気温が変化したり、日中暑くて朝晩は冷える、室内と室外の急激な温度変化など、血管が収縮と拡張を繰り返すことで、肌のバリア機能が低下します

”冷えは万病のもと”と言われるとおり体調に影響を受けるため、女性は特にシャワーだけでなく湯舟につかることをすすめられます。それは、体を温めて血液循環を良くすることで身体や子宮を温めるだけでなく、美肌づくりのために良い影響があるからです。

紫外線

最後に見逃せないのが紫外線です。

夏が終わって涼しくなってくると日焼け止めを使わなくなる人も多いと思いますが、実は秋はまだまだ紫外線量が多い季節。紫外線のなかでも「UV-A」というシミやシワの原因となる紫外線は一年中降り注いでいます

紫外線は、乾燥やシミだけでなく、コラーゲンやエラスチンなどに害を及ぼしてしわやたるみの起こりやすい肌にしてしまいます。紫外線のUV-AとUV-Bのうち、シワやたるみを引き起こすのはUV-Aです。

紫外線によるコラーゲンへの影響

UV-Aは真皮層に到達し、コラーゲンを生成する線維芽細胞にダメージを与えます。コラーゲンの生成が減少し、既存のコラーゲン線維も分解されやすくなります。

紫外線によるエラスチンへの影響

エラスチンは肌の弾力を保つ重要なタンパク質です。UV-Aはエラスチンの生成を阻害し、肌の弾力性を低下させます。

紫外線によるヒアルロン酸への影響

肌の水分保持に重要な役割を果たすヒアルロン酸ですが、UV-Aはヒアルロン酸の生成を減少させ、肌の乾燥を引き起こします。

活性酸素の生成

紫外線により皮膚内で活性酸素が発生します。活性酸素は細胞にダメージを与え、コラーゲンを分解する酵素の生成を促します。

 

UV-A、UV-Bの説明やおすすめの日焼け止めはこちらの記事もご覧ください。

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肌悩み解決の鍵を握る、スキンケア有効成分5選

このようにさまざまな理由で乾燥やくすみ、肌荒れなどの肌トラブルが発生しやすくなった肌は、バリア機能が低下しています。

バリア機能とは?

肌は、表面にある「角質層」と「皮脂膜」が外からの埃や環境汚染物質、紫外線などから肌を守り、「細胞間脂質」が水分の蒸発を防いで、肌のうるおいを保っています。これが肌のバリア機能です。

つまり、肌のバリア機能は、外からのダメージを防ぎ、同時に内側の水分を守るという二つの大切な役割を担っています。

バリア機能が低下すると、乾燥や肌荒れ、外部からの刺激に対して肌が敏感になることがあります。そのため季節や肌の状態に合わせたスキンケア選びが重要です。

さらに、肌悩みに合う成分が配合されたスキンケアを選ぶと、スキンケアがより意味のあるものになります。代表的なスキンケア成分をいくつか紹介するので、スキンケア選びの参考にしてください。

スキンケア成分① セラミド

セラミドは、肌にもともと存在する脂質の一種で、肌の細胞と細胞の間を満たす”セメント”のような存在。角質層の細胞と細胞の間を埋めて、肌のバリア機能を守る重要な成分です。

セラミドは年齢とともに減っていきますが、スキンケアで補ってあげることで肌の乾燥を防ぐことができます。特に「ヒト型セラミド」は肌のセラミドと同じ構造を持つため、より効果が期待できます。

スキンケア成分② ヒアルロン酸

一般的によく知られるようになったヒアルロン酸。なんと自分の重さの1,000倍の水分を保持できるという驚くべき保水力があります。化粧品では角質層の奥深くまでうるおいを届けて、乾燥によってできる細かいシワを防ぎます。

なかでも最近注目されているのが「アセチルヒアルロン酸Na」。これは通常のヒアルロン酸よりも分子量が小さく浸透性が高いので、より効率的に肌にうるおいを届けてくれます。

 

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スキンケア成分③ ナイアシンアミド

ビタミンB3のひとつで、さまざまな機能を持つ美容成分として知られています。ナイアシンアミドは、生労働省からシワ改善の有効成分として認められている成分です。たくさんの効果があると言われています。

肌のバリア機能強化

    • セラミドの産生を促進し肌の保湿力を高めます
    • 角質層をうるおいで満たし、紫外線、花粉、ほこりなどの外的刺激から肌を守ります

美白効果

    • メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぎます
    • メラニンの表皮への移動を防ぎ、肌のトーンを均一に整えます

エイジングケア効果

    • コラーゲンの生成を促し、肌のハリと弾力をサポートします

抗炎症

    • 肌の炎症を抑えてニキビや肌荒れを防ぎます

皮脂の抑制

    • 過剰な皮脂分泌を抑えてニキビを予防します
    • 皮脂分泌を抑えて毛穴汚れや毛穴の広がりを軽減します

抗酸化作用

    • フリーラジカルから肌を守り、肌の老化を防ぐと言われています

血行促進

    • 血流を良くしてくすみを改善し、肌トーンを整えます

保湿効果

    • 肌の水分保持力を高めて、乾燥から肌を守ります

ターンオーバー促進

    • 肌細胞の再生を促したり、肌表面のくすみやざらつきを取り除くことで、なめらかで健康的な肌作りに役立ちます

スキンケア成分④ スクワラン

スクワランはもともと人間の皮脂に含まれる成分で、肌なじみがよく乾燥を防ぎます。

敏感肌にも刺激が少ないため、乾燥による肌のかゆみや赤みを軽減します。抗炎症作用で注目され、肌のエイジングケアにも役立ちます

スキンケア成分⑤ グリセリン

保湿力が高く、肌の水分量を増やす成分。水分を与えるだけでなく、他の保湿成分の浸透を助ける働きもあるため、多くのスキンケア製品に配合されています。

 

スキンケア選びのコツ

以前はブランド買いや製品の指名買いが多かったスキンケアですが、ここ数年は成分買いする方が増えています。美容インフルエンサーの方たちが製品紹介の際に成分説明をするようになったことが影響しているのではないかと思います。

特に韓国コスメは「〇%配合」と表示して配合量の多さをアピールしているものも多くあります。ただ、成分の配合量が多ければ多いほどよいというわけはありません

製品の効果実感は人それぞれ。購入者レビューやInstagramで書かれている一般ユーザーの声を参考にしましょう。PR案件は実際に使用した方が書いているはずですが、製品や報酬をもらっているので、どうしても好意的な評価になっていることは念頭に置いて読むと良いでしょう。

まとめ

季節の変わり目の肌トラブルは、環境やライフスタイルで起きることが多いです。

正しいスキンケアを行うことが大切ですが、より効果的なスキンケアには配合成分に注目してアイテムを選ぶのも効果的。セラミド、ヒアルロン酸、ナイアシンアミド、スクワラン、グリセリンなどの成分に注目し、自分の肌質や悩みに合った製品を選びましょう。

次回のブログでは、通常のルーティンに加えたいスペシャルケアをご紹介します。季節の変わり目も、乾燥の厳しい秋冬も、理想の肌を手に入れるコツを知ってしっかりスキンケアしましょう。

ではまた。

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