春分が過ぎ、少しずつ春らしくなってきましたね。
まだなかなか外出がままならないですが、少しでも気分が明るくなるような色の組み合わせ「ピンク X グレー」のコーディネートをご紹介したいと思います。
ピンクについて
ピンクというとどういうイメージを持ちますか?
女性らしい、かわいい、あたたかい、というイメージの方が多いのではないでしょうか。
以前携わっていた化粧品ブランドでウェブ広告を出した時、何種類かの画像を用意したのですが、ピンクのバナーが最も多くクリックされていました。
つまり、ピンクは目を引き、かつ良い印象を与える色だと言えます。
ピンクの意味・効果
ピンクは赤ちゃんが育つお母さんのお腹の中の色です。
愛に満ちたやさしいピンク色は、女性らしさや愛情を表し、人の感情をなごませて穏やかにする効果があると言われています。
また、女性らしさとともに若さや初々しさを表し、ピンク色を見ると女性ホルモンの分泌が活性化し、エストロゲンの分泌を促すとも言われています。
女性にはとても嬉しい色ですね。
一年を通して使える、ピンクのバリエーション
私たちがピンクを思う時、春の色と感じやすいのではないでしょうか。
それは日本文化に深く根付いている「桜」のイメージが影響しているのではないかと思います。
ピンクといっても、様々なバリエーションがありますよね。ソフトなピンクから鮮やかなピンク、青みのピンクからコーラルピンクまで・・・とても幅広いです。
特に女性は口紅でも使う色なのでとても身近な色であり、だからこそ似合う色を見つけるのが難しいと感じる方もいるかもしれません。
ピンクという幅広い色は、一年中使える身近な色なのです。
ちょうどVOGUEでもピンクのファッションが紹介されているのでリンクを貼っておきますね。
ジェンダーレスな色、ピンク
ピンクは“女の子の色“、”女性をイメージする色“という考え方が強くあるのではないでしょうか。
出産祝いは男の子なら水色、女の子ならピンク、そして性別がわからない場合は黄色のアイテムを贈っていました。
でも、男性が着こなすピンクはとってもおしゃれですよね。男性にとっても使うのに少し抵抗がある色であるため、センスに自信がある方でないとなかなかトライしない色です。
ピンクに見えるシャツでも、「カラー:レッド」と書いてあるものが多いのはそのせいかな、と個人的に思っています(笑)。
男性が身につける場合は、鮮やかな強いピンクより、ソフトなピンクが取り入れやすいです。優しい印象になり、おしゃれ度もUPするので、男性もぜひトライしてみてください。
グレーについて
グレーは言わずもがな、白と黒の間にある色です。黒の強さによって、淡いグレーからチャコールグレーのような黒に近いグレーまであります。
白の配合率が多いグレーは優しい印象に、黒の配合の多いグレーは、より落ち着いた印象になり、黒を選ぶより印象が和らぐのでとても便利です。
鮮やかな色を黒と組み合わせると、互いの色が強すぎて喧嘩してしまうことがありますが、そんな時はグレーを選ぶとしっくりします。
グレーの意味・効果
グレーは落ち着いた印象のあるスタイリッシュな色です。それと同時に、主張がなく、白でも黒でもない曖昧さも含んでいます。
ピンクと同様に気持ちを和らげ、落ち着かせる効果があります。
穏やかさをもたらす色ではありますが、ポジティブさやエネルギーを与える色というより、優しく包み込むような効果があります。
スタイリッシュでおしゃれな色、グレー
純粋なグレーは白と黒だけで構成されるモノトーンであり、暖色(赤、黄色)が含まれないため、それ自体に温かみを感じる色ではありません。
そのため都会的な印象になりやすく、それでいて黒よりもソフトなので余裕を感じさせます。こなれたおしゃれさを簡単に演出できる色なのです。
さまざまな色と組み合わせることができる万能カラー
グレーはその控えめさゆえに、とても懐の深い色です。
組み合わせる色を引き立て、受け入れて馴染ませます。コーディネートに余白を作ってくれ、落ち着かせてくれ、どんな色とも組み合わせることができます。
白の配合が多いグレーなら、近いトーンはまとまりやすく、鮮やかな色はよりその色の魅力を引き立てます。
2021年のトレンドカラーとしてもイエローとともに選ばれていますね。
パントンは2021年の「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー(PANTONE Color of the Year)」として、“イルミネイティング(Illuminating、明るい黄色)”と“アルティメット グレー(Ultimate grey)”を選定した。
ピンク X グレーのコーディネート
それではこのピンクとグレーのおしゃれなコーディネートを見ていきましょう。
春らしいソフトな色のコーディネート
冬から春にかけておすすめのコーディネートが、優しいトーンでの組み合わせ。都会的でスタイリッシュな中にピンクの温かみがプラスされ、柔らかい印象の完成です。
洋服を選ぶ時は、自分の好きなファションを選ぶ場合と、相手にどう見られたいかを意識して服を選ぶ、という2パターンがありますよね。
この組み合わせは、おしゃれかつ優しい印象、女性らしい印象に見られたい時にぴったりです。
印象的でエネルギッシュなコーディネート
鮮やかなピンクを使うと、エネルギッシュでパワフルなコーディネートになります。グレーとの組み合わせなら都会的な印象になりますよ。
全身グレーに鮮やかなピンクの小物をポイント使いすると目を引きます。スカーフや腕時計、バッグなど、面積の大きくないものだと取り入れやすいですね。
まとめ
ピンクとグレーの2色を使ったコーディネートは、とにかくおしゃれです。
柔らかいトーンを選べばソフトで優しい印象に、鮮やかな色を選べばよりスタイリッシュに。
万能グレーはファッションのマストハブアイテムなので、持っていない人は是非手に入れてくださいね。
そしてピンクのアイテムを手にとってください。おしゃれがぐんとレベルアップしますよ。
ではまた。